極!!モーツァルト塾

自称サックス吹きが音楽について色々と語ります。洋楽多めです。

YouTubeを観てる時に出てくるあの広告の曲

最近YouTubeを観てるとこんな広告が出てきます。

こいつです。

Google先生Chromebookの宣伝動画です。
Google先生には申し訳ないけど、正直早く飛ばしたい〜と思っています。

一方で、そういえばこれなんの曲だろう?という興味も湧いてくる。そんな訳で今回はこの広告で使われている曲をご紹介します!


チャイコフスキー「スラヴ行進曲」

スラヴ行進曲 (チャイコフスキー)

スラヴ行進曲 (チャイコフスキー)

  • 発売日: 2018/02/21
  • メディア: MP3 ダウンロード

早速答えを言ってしまうと、チャイコフスキーの「スラヴ行進曲」という曲です!

クラシックに詳しい方ならお気づきだったでしょうか?ちょっと長めの曲ですので、よく聴いてみないと分かりにくいかもしれません。

ちなみに、上記の動画の冒頭部分で流れている部分はこちらです。


そして、上記の動画の最後で流れている部分はこちら。

そんな訳で、曲は例の広告で使われている曲をご紹介してみました。あのうざい広告も視点を変えてみるとちょっとした勉強になりますね。

それでは!

今更アーティスト紹介 #5 Propaganda

21世期に生きる20世期から活躍するアーティストを紹介する、今更アーティスト紹介の第5回目
Propagandaです。

 

Propagandaとは?

プロパガンダ (Propaganda) はかつて活動していたドイツ出身の男2人女2人の4人組のニュー・ウェイヴバンド。

デュッセルドルフで銀行員のラルフ・ドルパーが結成。クラウディア・ブルッケンをフロントボーカリストに1983年にトレヴァー・ホーンのZTTレーベルからデビュー。

その後ZTTレーベルと版権問題がこじれたため、契約を破棄しバンドは活動停止状態となったが、ベッツィー・ミラーをヴォーカルに迎えて、ヴァージンレーベルから1990年に『1234』をリリースした。

Wikipediaより引用
プロパガンダ (バンド) - Wikipedia
すみません、なんか80年代のアーティストばっかり紹介してる気がします…

Propagandaの特徴として、多様なサンプリングが挙げられます。このサンプリングによる音がドカドカ鳴り響く中で、女性ボーカリストであるSusanne Freytag とClaudia Brückenが歌いまくります。

また、メンバーの中にクラシックの奏者もいるということで、ロックバンドという演奏スタイルに囚われない音楽性も特徴です。

Secret Wish

A Secret Wish

A Secret Wish

  • アーティスト:Propaganda
  • 発売日: 2018/02/02
  • メディア: CD

正直僕がこのアルバムを最初に聴いた時、「なんじゃこりゃ⁈」って思っちゃったんですよね。

だって、なんか凄いドカドカ言ってるしこんな進行アリなの⁈ってくらい不気味な雰囲気のある曲があるし。人間は未知のものに触れると恐怖を感じるとありますが、僕はまさにそういうものを体験しました。

しかし不思議なことに2回聴くと、どハマりしてしまったのですよね。なんでだろう。多分、2回聴くと、1回目では気付かなかった「あっ!ここってこうなっているんだ」みたいに理解し始めて、そこから「これ凄くね⁈」って感覚に変わるのかもしれません。そんなヤバい中毒性を秘めたアルバムかもしれません。

例えとして適切か分かりませんが、始めてDr. Pepperを飲んだ時のような感覚でしょうか?初めて飲んだ時は色々なものが突然襲ってきて、「うげえ!」って感じなのですが、2回目以降は1つ1つの要素が理解出来るようになってきて、その不思議な感覚が癖になるというか。

前置きが長くなりました。曲の紹介をしたいと思います。

『Jewel』

この曲ですね。僕が最初に聴いた時に、「なんじゃこりゃ⁈」と感じた曲は。
なんかずっと半音で伴奏が動いてて不気味だし、サンプリングされた音がいっぱいドカドカ鳴っているし。

そして、なんといってもボーカルのSusanneの叫び声が怖いです。「Ah!」ってずっと叫んでるし。

と、思ってたら突然明るいシンセサイザーのメロディで終わるしで。最初聴いた時、何が起こったのか分からなくて頭が混乱しました。正直、ヤバいバンドを見つけてしまったと思いました。

Eye to eye stand winners and losers
勝者と敗者が目を合わせる
Hurt by envy, cut by greed
嫉妬に傷つき、強欲に切りつけられる
Face to face with their own disillusion
幻滅する自分と対面する
The scars of old romances still on their cheeks
古いロマンスの傷痕が未だに頬に残っている
And when blow by blow the passion dies sweet little death
そしてその一つ一つによって情熱が死んでいく
Just have been lies the memories of gone by time
過ぎ去った記憶はただ嘘をついている
Would still recall the lie
嘘がまた思い出される

The first cut won't hurt at all
最初に切りつけられた時は傷はつかない
The second only makes you wonder
2回目に切りつけられた時は不思議に思うだけ
The third will have you on your knees
3回目は膝の上に現れる
You start bleeding i start screaming
あなたは血を流し始め、私は叫ぶのだ

歌詞もなんか怖い。血を流し始めるとか言ってるし。歌詞も中々ヤバいですね。


『Duel』

Secret Wishの中で1番キャッチーかつ聴きやすい曲かと思います。PVのアジアンな感じが謎ですが笑

途中のピアノとシンセサイザーの掛け合いが非常に美しいです。

Eye to eye stand winners and losers
勝者と敗者が目を合わせる
Hurt by envy, cut by greed
嫉妬に傷つき、強欲に切りつけられる
Face to face with their own disillusion
幻滅する自分と対面する
The scars of old romances still on their cheeks
古いロマンスの傷痕が未だに頬に残っている
And when blow by blow the passion dies sweet little death
そしてその一つ一つによって情熱が死んでいく
Just have been lies the memories of gone by time
過ぎ去った記憶はただ嘘をついている
Would still recall the lie
嘘がまた思い出される

The first cut won't hurt at all
最初に切りつけられた時は傷はつかない
The second only makes you wonder
2回目に切りつけられた時は不思議に思うだけ
The third will have you on your knees
3回目は膝の上に現れる
You start bleeding i start screaming
あなたは血を流し始め、私は叫ぶのだ

あ、あれ?なんか既視感が…

これ、『Jewel』の歌詞と同じじゃん!

違う曲なのに同じ歌詞とは前代未聞ですね笑
でも、同じ歌詞なのにメロディが変わると全然違う曲に聴こえるのが不思議です。

と、思ったか?

実はよくよく聴いてみると、メロディも『Jewel』も同じなんですよね笑『Jewel』は伴奏が半音でおどろおどろしく動いているので分かりにくいのですが、同じなんですよ。いや本当に凄いですね、このバンド。


『P-Machinery』

PVが怖すぎる!操り人形みたいにぶらぶらしてるし!メロディも重々しく、不気味さを感じます。

Motor
モーター
Power - force - motion - drive
動力-力-動作-運転
Power - force - motion - drive
動力-力-動作-運転
Power - force - motion - drive
動力-力-動作-運転
Power - force - motion - drive
動力-力-動作-運転
Propaganda
プロパガンダ

On joyless lanes we walk in lines
楽しくないレーンの上で私達は列をなして動く
A calm but steady flow
静かにしかし着実に流れる
Accompanied by loud commands
言われた指示に従って
Our strength is running low
私達は無力だ

Another hope feeds another dream
誰かの望みはまた他の誰かの夢の糧となり
Another truth installed by the machine
誰かの真実が機械によってインストールされる
A secret wish the marrying of lies
秘密の願い、嘘の結婚
Today comes true what common sense denies
常識によって否定されていたことが今日実現します

すごいディストピアな世界観です。George Orwellの『1984年』に通ずるものを感じます。

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)


『Dr. Mabuse』

Propagandaの真骨頂です。様々な効果音をベースに繰り返し歌われるフレーズが幻想的な世界観を作り出しています。音の引き出しが多く、一回聴いただけだと中々理解できないです。ですが聴くたびに新しい発見があり、中毒性のある曲です。

それにしてもPVが怖すぎる!!(2回目)
ディストピアの次はオカルトかよ!

おどろおどろしいメロディと同様に、歌詞も不気味です。

Why does it hurt when my heart misses the beat?
何故心臓が止まると痛くなるの?

The man without shadow promises you the world
影のないその男はあなたに世界を約束します
Tell him your dreams and fanatical needs
彼にあなたの夢と熱烈な望みを伝えて下さい
He's buying them all with cash
彼は全てをお金で買ってくれます

Sell him your soul - sell him your soul - sell him your soul
彼はあなたの魂を売る-彼はあなたの魂を売る-彼はあなたの魂を売る
Never look back - never look back
振り返るな-振り返るな-振り返るな
Sell him your soul - sell him your soul
彼はあなたの魂を売る-彼はあなたの魂を売る
Never look back
Never look back - never look back
振り返るな-振り返るな-振り返るな
Sell him your soul
彼はあなたの魂を売る

とってもホラーです。こんなものを曲にしてしまうPropagandaはヤバいバンドです。

Dr Mabuse: Gambler/ [Blu-ray]

Dr Mabuse: Gambler/ [Blu-ray]

  • 発売日: 2016/09/13
  • メディア: Blu-ray

このタイトルにあるDr. Mabuseというのは、ドイツ映画の『Dr. Mabuse』に登場するキャラクターを指しています。Dr. Mabuseは変装と催眠術に長け、その力をもって周囲の人々から金品を巻き上げ、殺めようとします。そんな博士の恐ろしさがこの曲では表現されています。

そういえば、この曲は別バージョンのPVもあります。こっちはメンバーが演奏している映像ですね。こっちもちょっと怖い。

リミックスも

Wishful Thinking Deluxe

Wishful Thinking Deluxe

  • アーティスト:Propaganda
  • 発売日: 2012/06/15
  • メディア: CD

これらの曲をリミックスした『Wishful Thinking』というアルバムもあるので、こちらもおすすめです。

実はこのアルバムのほかに、『1234』というアルバムがあります。ですが、メンバーの入れ替わりとともに音楽性も大きく変わっていることから、全く別バンドのものとして考えた方が良いでしょう。今回ご紹介するアルバムは『Secret Wish』だけですが、興味のある方は是非チェックしてみて下さい。

槇原敬之『冬がはじまるよ』

今こそマッキーの曲を。

正直な本音をお話しします。めちゃくちゃ悲しいニュースでした。あえてここでは伏せますが、マッキーの曲がめちゃくちゃ好きだったので。

それでもいいものはいい。だからこの曲を紹介したいと思います。

マッキーについて

槇原 敬之(まきはら のりゆき、1969年(昭和44年)5月18日[2] - )は、日本のシンガーソングライター、作詞家、作曲家、編曲家。

Wikipediaより引用
槇原敬之 - Wikipedia

学生の頃、めちゃくちゃマッキーの曲を聴いていた時期がありました。当時はspotifyなんてものは無かったので、CDを買って家で聴いていましたね。

マッキーをどこで知ったかは正確に覚えていませんが、多分なんかの音楽番組だったと思います。

こんなことを書いているとしみじみ時代が変わったなあと、おっさん丸出しな感想が出てきます。そんな青春時代を思い出しながら、マッキーの曲を再び聴いています。

冬がはじまるよ

冬がはじまるよ

冬がはじまるよ

  • 発売日: 2008/03/05
  • メディア: MP3 ダウンロード

マッキーの曲は『どんなときも。』や『もう恋なんてしない』が有名ですが、僕はこの『冬がはじまるよ』が好きです。

冬がはじまるよ ホラまた 僕の側で
すごくうれしそうに ビールを飲む横顔がいいね
たくさんの君を 知ってるつもりだけど
これからも 僕を 油断させないで!

何気ない歌詞の一言ですが、ラブソングで「ビール」という単語をチョイスするセンスがとても好きです。何というか、何気ない日常風景の一枚を切り取ったような世界が広がっているのですよね。歌詞を読むと、まるでその光景が見えてくるというか。それをイメージできるのがマッキーの凄いところです。

こんなに真っ直ぐな歌詞を書けるアーティストはあまりいないのではないでしょうか?多分そういうものに僕は惹かれたのかもしれません。

頼むから配信停止にしないで欲しい

本当に頼みますから、マッキーの曲を配信停止にしないで下さい!

先日、spotify電気グルーヴの曲を聴こうとしたらほとんどの曲が配信停止の憂き目に遭っていました。

色々と、社会的な理由もあるのだと思いますが、いちリスナーとしてめちゃくちゃショックを受けています。マッキーの曲まで配信停止になったら僕は悲しいです。

本当に頼むよ〜!

超絶マリオピアノ

ふとこの動画を思い出したのでご紹介したいと思います。

目隠しでマリオの曲を弾く変態ピアニスト

かれこれ10年以上前の動画になるのですが、YouTubeでこんな動画を見つけたのです。

『Super Mario Medley』のタイトル通り、マリオシリーズのピアノ演奏動画です。まず最初に、かの有名な「スーパーマリオブラザーズ」のテーマから始まるのですが、とんでもないことに気付きます。なんとこの方、目隠しで演奏しているのですよ!。普通に弾くのも難しい曲なのにそれを目隠しで弾くという変態ピアニストです笑(もちろんいい意味でですが)。

その後は他のマリオシリーズのテーマが演奏されます。流石に他の曲は目隠しを外しているのですが、最後に演奏される「スーパーマリオワールド」のアスレチックコースの曲は度肝を抜かれます。指が見えない笑。しかもこれ、全部暗譜なんですよね。こんな曲を全部暗譜で弾くのは、僕には一生掛かってもできないでしょう。

そういえば、僕の学生時代にも色々なゲームの曲を耳コピで弾いてる子がいましたね。その子は絶対音楽の持ち主だったのですが、この方もそうなのでしょうか?正直羨ましいです笑。

現役活動中

久々に観た動画ですが、ビックリしたことにこの方、未だに現役じゃありませんか!現在は「Undertale」やクラシックの曲などの演奏活動をされているみたいですね。やはり只者ではありません。

昔の動画ってこういうアングラなものが結構あるので、思い出したらまたご紹介したいと思います。

音のない音楽⁈ 『4分33秒』

こんにちは。
今日はこんな曲をご紹介したいと思います。

その名も、『4分33秒』!

この曲について語っていきたいと思います。

無音、無音、無音

まず、この曲がどんな曲かを見ていきましょう。

音楽は音を鳴らすものという常識を覆す「無音」の音楽である。楽譜には次のように記されており、左側が原語、右側は日本語訳である。



I
TACET
II
TACET
III
TACET

第1楽章
休み
第2楽章
休み
第3楽章
休み

楽章を通して休止することを表すtacet[1]が全楽章で指示されており、演奏者は舞台に登場してからは楽章の区切りを示すこと以外は楽器とともに何もせずに過ごし、一定の時間が経過したら退場する。

Wikipediaより引用
4分33秒 - Wikipedia

なんと、始めから終わりの4分33秒間全く音を鳴らさない曲なのです!実際の曲はどうなのかというと、こちら。

素晴らしい音楽ですね!()

と、ここまで見るとただのギャグなのですが、この曲が作られた背景は結構真面目なものです。

1950年代初頭にケージが創始した偶然性の音楽、不確定性の音楽の最も極端な例である。偶然性の音楽には鈴木大拙の禅などの東洋思想の影響があり「音を音自身として解放する」「結果をあるがままに受け入れる」という姿勢がある。

1940年代末のある日にハーバード大学の無響室を訪れ、「無音」を聴こうとして無響室に入ったが「二つの音を聴いた。一つは高く、一つは低かった。エンジニアにそのことを話すと彼は、高いほうは神経系が働いている音で、低いほうは血液が流れている音。」だとのちに語った。無音を体験しようとして入った場所でなお、音を聴いたことに「私が死ぬまで音があるだろう。それらの音は私の死後も続くだろう。だから音楽の将来を恐れる必要はない」[3]と強い印象を受けて「無音の不可能性」をみたという認識が、後の『4分33秒』へ彼を導いた。

Wikipediaより引用
4分33秒 - Wikipedia

音楽を楽譜という存在に囚われない存在へと引き上げる。日常の何気ない雑音を音楽として楽しもう、というメッセージがこの曲には込められているのです。

そういえば、この曲を演奏したメタルバンドもいます。

いかつい顔したお兄さん達が、4分33秒間ずっと棒立ちなのが非常にシュールです。始めの方の迫真のエアギターも面白いですね。


ASMRは現代の4分33秒

最近、ASMRというものが流行っております。

ASMR(英: Autonomous Sensory Meridian Response)は、人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地良い、脳がゾワゾワするといった反応・感覚[1]。正式、及び一般的な日本語訳は今のところ存在しないが、直訳すると自律感覚絶頂反応となる。読み方は「アサムラ」「アサマー」「エー・エス・エム・アール」や「アスマー(エイスマー)」「アズマー(エイズマー)」が広まっている[2]。

Wikipediaより引用
ASMR - Wikipedia

いわゆる耳の保養ってやつですね。
例えば、波の音であったり鳥の鳴き声なんかもこれにあたるかもしれません。

このASMRというジャンルも、普段何気なく耳にしている環境音を娯楽として楽しむものなので、ある意味4分33秒の目指す所と共通点があるかもしれません。

4分33秒』という曲は一見ギャグのように見えますが、実は僕たちに"もっと何気ない環境音に耳を傾けよう"という気付きを与えてくれるのです。

Kraftwerk 『Autobahn』

こんにちは。
理系のおっさんです。今日はそんな理系ホイホイでテクノロジー万歳なアーティストをご紹介したいと思います。

Kraftwerkとは

クラフトワーク(独: Kraftwerk ドイツ語発音: [ˈkʀaftvɛʁk] クラフトヴェルク・クラフトヴェァク、発電所の意)は、ドイツ出身の電子音楽グループ[注 1]。
〜中略〜
クラウトロックの代表格であり、テクノポップを開拓した先駆者として知られる。数多くのアーティストに多様な影響を与え[注 2]、メディアからは「エレクトロニック・ダンス・ミュージックのビートルズ (the Beatles Of Electronic Dance Music)」とも評された[1]。

Wikipediaより引用
クラフトワーク - Wikipedia

Kraftwerkは有名なアーティストなのであまり説明は要らないかと思いますが、所謂テクノミュージックのような電子音楽の元祖とも呼べる存在です。
その曲の特徴はなんと言ってもテクノロジーネタが多いことです。
例えば、原子力やロボット、電話、計算機などこの世にあるあらゆるテクノロジーに関するテーマを音楽にしています。これがもうたまりません。僕は理系の人間なので、こういう曲を聴くと色々な妄想が湧き出てきて楽しくなってくるのです。ヤバい奴ですね笑

高速道路LOVE

アウトバーン

アウトバーン

今回ご紹介するアルバムはこちらの『Autobahn』です。この無機質なジャケ絵が最高にカッコいいっす。

そんな一曲目の『Autobahn』がこちらです。

この曲、なんと23分近くもあります笑しかも歌詞がほとんど「ふぁんふぁんふぁんあうとば〜ん♪」しかなく、次々と変わるメロディに乗っかりこの歌詞が流れます。このフワフワしたSFチックなメロディがたまらなく、特に電車とかに揺られながら聴くのが最高ですね。23分もあるので、ちょっとした遠出する際にBGMとして流すのに最適です。

ちなみに、タイトルにある『Autobahn』とはドイツにある高速道路のことです。

アウトバーン(ドイツ語: Autobahn)は、ドイツ・オーストリア・スイスの自動車高速道路。
〜中略〜
アウトバーン」を逐語訳すると「自動車の走る道」である。「アウト」は(英語の「オート」に相当する)自動車を意味し、「バーン」は人や馬も歩くような道ではない「専用路」といったニュアンスを持つ[1]。

Wikipediaより引用
アウトバーン - Wikipedia

ジャケ絵は実在するアウトバーンを示す標識なのですが、それをジャケ絵にしてしまうセンスも凄いですよね。多分、この世でこんなテーマを音楽にしたアーティストって、Kraftwerkくらいしないないのではないでしょうか?(Deep Purpleに『Highway Star』という曲はありますが…)それだけでももう唯一無二の存在であることが窺えます。

他の曲もオススメ

『Kometenmelodie』


『Morgenspaziergang』


これらの曲はKraftwerkの中でも実験的な曲なので、正直何がいいの?と思われる方もいるかもしれませんが、僕はこの無機質でミニマルな音楽がとても好きです。


そんな訳で、とにかく僕はこのKraftwerkが好きすぎてヤバイのでこれからもちょくちょく紹介していきたいと思います。

サックスが美しいクラシック音楽

こんにちは。 
今日はこのようなタイトルでブログを書きたいと思います。

何故このようなブログを書くかというと、僕がサックスを吹いているからです笑

サクソフォンは今から約160年前の1840年頃(日本では江戸時代末期)、ベルギー人のアドルフ・サックスさんにより発明されました。発明者の名を取り「サクソフォン」と命名されたわけです。(生まれ故郷のベルギーのディナン市には「アドルフ・サックス通り」という通りまで存在します。)サックスさんは、もともとはバス・クラリネットの新しいシステムを研究しており、そのうちにサックスという楽器を発明したのです。

※下記サイト様より引用
おもしろ楽器館 サクソフォン(サックス)

サックスの歴史は浅く、上記の通り生まれてから2世紀弱しか経っておりません。ですので、この楽器がクラシックの音楽に登場するのはロマン派後期〜近代音楽の時期になってからです。これらが用いられている曲は限られているのですが、今日はその中から3曲をご紹介したいと思います。

ムソグルスキー 展覧会の絵『古城』

ラヴェル編曲)

僕が考える、サックスが美しいクラシック曲で外せないのはやっぱりこの曲ですね!ファゴットと弦バスの重々しい伴奏に沿って奏でられるアルトサックスのソロが素敵です。個人的にクラシックの曲はこういう少人数のアンサンブルのようなものが好きです。

そういえば展覧会の絵というと、ナニコレ珍百景を思い出します。この曲です。

これは同じ展覧会の絵の『キエフの大門』というタイトルの曲の終盤部分ですね。ナニコレ珍百景のせいで、この曲を聴くたびに笑いそうになるので困ったものです。。

どうでもいい話ですが、キエフの大門ってウクライナにあるらしいですね。いつか旅行に行ってみたいです。

ラヴェル ボレロ

この曲を聴くと昔あった某大食い番組を思い出します(古い?)。途中からテナーサックスとソプラノサックスが演奏されます。この曲はほぼ全てが同じメロディで演奏され、楽器がどんどん入れ替わるような形で演奏が続いていきます。とても長い曲ですので演奏する際は緊張するでしょうし、リズムが狂ったらおしまいです。僕は聴くのはいいですけど、やりたくはないです笑

ショスタコーヴィッチ ジャズ組曲第2番

この曲は当時のソ連におけるジャズの普及を目的として書かれた曲です。ジャズ、といっても3拍子のワルツ形式の曲なので、実際にジャズと呼べるかは怪しい所ですが、逆に王道のクラシックでサックスが用いられているケースは少ないのでこういった曲は面白いですね。

個人的にロシアの作曲家が好きで、王道のドイツの作曲家のスタイルに囚われない前衛的な作曲スタイルが気に入っています。この曲も新しい楽器をどんどん取り入れようという思想が垣間見えますね。

今日はこんな感じでクラシック曲のご紹介でしたが、これからもちょくちょくこうしたクラシック曲を取り上げてみたいと思います。