極!!モーツァルト塾

自称サックス吹きが音楽について色々と語ります。洋楽多めです。

パーシー・グレインジャーの曲を紹介していく#2『モック・モリス(Mock Morris)』

こんにちは。

今日はグレインジャーの『モック・モリス(Mock Morris)』という曲をご紹介したいと思います。

オーケストラ版、吹奏楽版、ピアノ版の違い

この曲は1910年に作曲されたもので、見出しの通りこの曲は様々な版が存在しており、様々な演奏スタイルが楽しめます。

『オーケストラ版』

[youtu.be

ストリングスが全体のメインとなります。ピチカートなどでリズム打ちが表現されており、弦楽器の様々な演奏スタイルが楽しめます。
]

『ウインド版』

[youtu.be

ストリングスに代わって、クラリネットやサックスがメロディラインを担います。木管楽器がメインになる事で、木管アンサンブルのような雰囲気が増しているような気がします。調もちょっと違いますね。
]

『ピアノ版』

youtu.be

ピアノ版はより軽快な感じが出ている気がします。ある程度テンポが自由に動かせるので、民俗音楽特有の不規則なリズムも表現できています。

モリス"風"の作品

そもそも"モック・モリス"となんぞや?という話なのですが、これはイングランドの"モリスダンス"という伝統的な踊りに由来しています。

※こんなやつです
youtu.be

脚に鈴を付け、手に棒やハンカチを持って踊るみたいです。中々面白いですね。

"モック"とは日本語で言う"〜っぽい"という意味なので、"モック・モリス"は"モリスダンス風の曲"という意味になります。曲のタイトルも意識して見てみると、色々と勉強になりますね。