極!!モーツァルト塾

自称サックス吹きが音楽について色々と語ります。洋楽多めです。

1曲10分10秒⁈ King Gizzard & the Lizard Wizard 『Quarters!』

こんにちは。

最近とあるバンドにハマっています。King Gizzard & the Lizard Wizardというオーストラリアのバンドなのですが、これが中々の曲者でして…。

アルバムを出すたびに作風がめちゃくちゃ変わるのですよね。ヘビーメタルかと思ったり、ポップに変わったり、ジャズやボサノバを始めたりとにかく多彩な曲を作ってるバンドです。2019年のフジロックにも出演しているので、耳にした方もいらっしゃるかもしれません。

キング・ギザード&ザ・リザード・ウィザード(英: King Gizzard and the Lizard Wizard)は、オーストラリア出身のサイケデリック・ロックバンド。[1][2]彼らは積極的なライブパフォーマンスだけでなく、結成以来、13のスタジオアルバムをリリースして、その多彩な録音出力で知られている。

Wikipediaより引用


上記の情報はちょっと古く、2020年現在まででは15枚のアルバムのリリースです。2018年にはなんと5枚のアルバムをリリースしており、非常に多作なバンドです。

今回はそんな創作精神溢れるバンドのアルバムをご紹介したいと思います。

1曲10分10秒の超大作

Quarters!

Quarters!

この『Qarters』というアルバムなのですが、アルバムのコンセプトが中々面白いです。

  1. 「The River」
  2. 「Infinite Rise」
  3. 「God In The Rhythm」
  4. 「Lonely Steel Sheet Flyer」

という作風の異なる4曲が1つのアルバムに収められているのですが、1曲全てが10分10秒の超大作!それが4曲あるので『Qarters』(4分の1)なのですね。

ジャケ絵を見てみると4つの絵に分かれています。それぞれ左下が「The River」左上が「Infinite Rise」右上が「God In The Rhythm」右下が「Lonely Steel Sheet Flyer」を表しています。これが時計回りに再生されていきます。

The River

今回は1曲目の「The River」をご紹介したいと思います。

この「The River」はロックバンドには珍しい5拍子の曲です。いわゆるジャズロックです。やはりジャズの曲はベースとドラムがかっこいいですね。というかなんでこんな曲もできるのかと思うくらいクオリティが高いです。途中から始まるギターソロもいいです。

そしてなんと言っても10分10秒という中々の再生時間があります。

Kraftwerkの『Autobahn』も23分の超大作ですが、こっちは4曲もあるからすごいです。まるでクラシックの交響曲のようですね。

しかし不思議なことに、実際に聴いてみるとあっという間に聴き終わってしまい、あまり長いと感じないです。

こちらはKEXPのライブ音源です。こちらはそれぞれの楽器のサウンドが、よりはっきりと感じ取れます。

「The River」以外の曲もいい曲ばかりなので、是非聴いてみて下さい。

Infinite Rise

Infinite Rise

God Is in the Rhythm

God Is in the Rhythm

Lonely Steel Sheet Flyer

Lonely Steel Sheet Flyer

Oldies America #4 The Ink Spots

Falloutで流れるオールディーズ音楽を紹介するシリーズ。第4回目はThe Ink Spotsです。

The Ink Spotsについて

ジ・インク・スポッツ(The Ink Spots)はアメリカ合衆国のヴォーカル・グループで1930~1940年代に人気があった。

彼らの音楽はリズムアンドブルース、ロックンロール、ドゥーワップの先駆けになった。リード・シンガーBill Kennyが持ち込んだバラード・スタイルで人種を問わず愛された。

Wikipediaより引用
インク・スポッツ - Wikipedia

Falloutシリーズで毎度フィーチャーされるお馴染みのアーティスト。その中でも重要なメッセージ性を持つアーティストです。

I Don't Want To Set The World On Fire

Golden Age of the Ink Spots

Golden Age of the Ink Spots

  • アーティスト:Ink Spots
  • 発売日: 2002/11/19
  • メディア: CD

Fallout3に収録されている一曲です。この曲はFalloutのテーマソングとも呼べる曲で、歌詞に込められたメッセージがその世界観を表しております。

I don't want to set the world on fire
世界を燃やしたいわけじゃない
I just want to start a flame in your heart
ただ君の心に火を灯したいだけなんだ
In my heart I have but one desire
僕の望みは1つしかない
And that one is you, no other will do
それは君だ、他には何もいらない
I've lost all ambition for worldly acclaim
僕は周りからの称賛はもう興味がないんだ
I just want to be the one you love
ただ、君を愛したい
And with your admission that you'd feel the same
それは君も感じていると認めて欲しいんだ
I'll have reached the goal, I'm dreaming of, believe me
僕はきっと自分の夢を叶えてみせるから、信じてよ

とてもロマンチックな歌詞です。Falloutでは実際に世界が燃えて崩壊してしまった世界のお話しなので、この歌詞が余計にぐっときてしまう内容なのですが…

昔のアメリカ音楽のいいところはやはり、こういう哀愁漂うものが多いという点です。歌詞がストレートというか、真っ直ぐに自分の気持ちを吐露したようなものが多いです。そんなメッセージ性に溢れる曲が好きです。

It's All Over, But The Crying

Fallout4に収録されている一曲です。
The Ink Spotsはこのイントロが特徴的ですね。他の曲にも使われているフレーズです。
裏で流れるjazzyなピアノが好きです。

It's all over but the crying
全てが終わったのに泣いている
And nobody's crying but me
僕以外だれも泣いていないのに
Friends all over know I'm trying
友達は僕のしようとしていることを知っている
To forget about how much I care for you
君のことをどのくらい気にかけるかを忘れてしまう
It's all over but the dreaming
全てが終わったのに夢をみている
Poor little dreams that keep trying to come true
その小さな夢が叶うのを願い続けているんだ
It's all over but the crying
全てが終わったのに泣いている
And I can't get over crying over you
僕は君の上で泣くのを止められないんだ

Fallout4では崩壊する世界の中で愛するパートナーを失い、さらには自身の息子も何者かに拐われてしまう1人の親の物語です。全てを失い、たった1人きりになってしまった主人公ですが、その中で様々な人々と出会い息子を取り戻そうと奮闘します。

この曲はFallout4のために書かれたものではありませんが、そんな主人公の心情を表した曲に思えてなりません。

We Three

Fallout76に収録されている一曲です。

We three
僕たちは3人
We're all alone
みんなで1つ
Living in a memory
記憶の中で生きている
My echo, my shadow, and me
僕のこだま、僕の影、そして僕

We three
僕たち3人
We're not a crowd
群衆でもないし
We're not even company
会社でもない
My echo, my shadow, and me
僕のこだま、僕の影、そして僕

What good is the moonlight
月明かりの何がいいんだ
the silvery moonlight
銀色の月明かり
That shines above
それは上に輝いて
I walk with my shadow
僕は影と共に歩む
I talk with my echo
僕はこだまと話す
But where is the one I love?
でも僕が愛する人はどこにいるんだ?

とても詩的な歌詞です。ちょっと怖いですが笑

Fallout76は崩壊したアパラチアの世界を再生しようと、核シェルターから飛び出してきた主人公が奮闘する物語です。なのですが、アパラチアは既にほとんど人々が生き残っておらず、ただただ1人ぼっちで駆け巡るようようなストーリーになっています。出会うのは自分と同じ、核シェルターから飛び出してきた仲間ばかり。まさに、自分のこだまであり、自分の影なのです。

この曲もまた、そんな主人公たちの心情を表した一曲と言えます。

そんな訳で今回はFalloutのネタが多めでしたが、とても面白いゲームなので興味がある方は是非プレイしてみて下さい。

Falloutシリーズ

Fallout 76 【CEROレーティング「Z」】 - PS4

Fallout 76 【CEROレーティング「Z」】 - PS4

  • 発売日: 2018/11/15
  • メディア: Video Game

ヴェノーヴァという楽器をご存知でしょうか?

こんにちは。
今日はヤマハから発売されている、ちょっと面白い楽器をご紹介したいと思います。

サックスが欲しい…

最近無性にサックスを買いたい僕がいます。もあ吹いてはいるのですが、やはり新しい楽器も吹いてみたくなる欲求に駆られているのです。ですが、一つ問題点が…

そう!高いのですよ!

安いのでも十数万くらい必要になりますし、メルカリとかで中古のやつ手に入れても調整とかで結局お金が掛かるんですよね〜。
やっぱり結構なお金が掛かるのが楽器を買う上での最大のネックです。欲しいなと思ってても中々手が届かないというジレンマ…

ヴェノーヴァという楽器を見つけた

そんなこんなで悩んでる折にふとこんなものを見つけました。

ん?リコーダー?と、思いきや「サックスの音色」の文字が…どうやらサックス用のリードを使って吹けるみたいですね。

そんな感じで、youtubeでヴェノーヴァを検索するとこんな動画が…

めっちゃサックスの音やん!
これすごくね⁉︎ぱっと見た感じだとプラスチックで出来ているようなのですが、そんな見た目と裏腹にすごく重厚感のあるサウンドが…

お値段10000円弱

amazonで色々と調べてみると、10000円でお釣りが返ってくるくらいの値段のようです。懐が厳しい中でも比較的気軽に始められそうですね。

サックスはやっぱりお高いので「試しにどんなものか吹いてみたい!」という方にぴったりの楽器かもしれません。

そんな訳で、今回はヤマハのちょっと変わった楽器をご紹介してみました。

Silvetti 『Spring Rain』

こんにちは。
最近気温が上がりはじめてきて、いよいよ春到来かなと感じる今日この頃です。

今日はそんな春をテーマにした曲をご紹介したいと思います。

ちょっと古いものですが、Bebu Silvettiの『Spring Rain』というアルバムです。

Spring Rain

言わずと知れたSilvettiの名曲。かの電気グルーヴの『Shanglila』のサンプリング元としても有名です。というよりこっち経由で知った人も多いのでは?(かくいう僕もその1人です)

歌のないインストの曲なのですが、ストリングスとコーラスが美しいです。タイトルの『Spring Rain』というのが秀逸ですね。今日のように、ちょっと寒気を感じるような雨日和に聴くのにぴったりです。

あと、ジャケ絵めっちゃ好きです。このアルバムが店に並んでいたら間違いなくジャケ買いすると思います。

Voyage Of No Return

先ほどの『Spring Rain』が有名なので他の曲が埋もれがちなのですが、この曲もかなりいいです。

Silvettiはピアニストとしても活躍していたアーティストなのですが、この曲はまさにそのピアニストとしてのセンスがふんだんに盛り込まれていると感じます。ラテンアメリカ出身ということもあり、ラテンミュージックの影響も所々感じられます。

Contigo

サックスの音色が素敵な一曲です。70〜80年代の曲って結構サックスが用いられているものが多くて、個人的に好きだったりします。

以前ご紹介した、Stingの『English Man In Newyork』もそうした曲の一つですね。

最近あまりこういう曲がないのでちょっと寂しかったりします。もっとサックスがフューチャーされてもいいんだぞ!

そんな訳で曲は春をテーマにした曲についてご紹介しました。

ボサノバ×ニューウェイブ "Nouvelle Vague"

こんにちは。

今日はボサノバアーティストをご紹介したいと思います。

目次

80年代のニューウェイブバンドをボサノバアレンジ!

ヌーヴェル・ヴァーグ(Nouvelle Vague)はフランスの音楽プロジェクト。 1980年代のポスト・パンクやニュー・ウェイヴの名曲をボサノバ風にアレンジする作風が特色。

Wikipediaより引用
ヌーヴェル・ヴァーグ (音楽プロジェクト) - Wikipedia

Nouvelle Vagueはフランスを中心に活動を行なっている、ボサノバアーティストです。このアーティストの面白い所が、80年代のニューウェイブバンドの曲をボサノバアレンジにしているという点です。

昔流行った名曲をボサノバアレンジにすることで、原曲とはまた違った魅力を引き出しているのがポイントです。

Nouvelle Vague

Nouvelle Vague [12 inch Analog]

Nouvelle Vague [12 inch Analog]

  • アーティスト:Nouvelle Vague
  • 発売日: 2017/03/10
  • メディア: LP Record

Nouvelle Vagueはこれまでに様々なアルバムをリリースしていますが、その中でもおすすめなのがこの1作目の『Nouvelle Vague』です。このアルバムでは、有名なアーティストの曲が収録されているので比較的聴きやすい方なのかなと感じております。


『Love Will Tear Us Apart』

Joy Divisionからの一曲です。原曲ではシンセサイザーとドラムによるリズミカルな作風ですが、こちらではスローテンポなアレンジとなっております。

それにしても、ボサノバにすると全く違う曲に聴こえるから不思議です。

Joy Divisionについてはこちらもご参考下さい。

『In A Mannar Of Speeking』

Tuxedomoonからの一曲です。
Nouvelle Vagueのアレンジの中で一番人気の曲です。僕がこの1作目が好きな理由として、2作目以降のアルバムでは比較的明るい曲が多いのに対して、1作目は暗めの曲が多い点ですね。

暗い曲調にボサノバアレンジ、最高にエモいです。

この曲はまさにその最高峰と呼べるでしょう。


『Guns Of Brixton』

The Clashからの一曲です。原曲では、レゲエの要素が多いリズミカルな曲ですが、こちらのアレンジでは哀愁の漂うものとなっております。

ボーカルの低音ボイスが渋くてたまりませんね。最後の方の口笛がいい味を出しています。


『making plan for nigel』

XTCからの一曲です。
XTCの曲は結構捻くれた曲調のものが多く、この曲もまさにその例に漏れないのですが、こちらは美しいアレンジへと昇華されております(原曲が悪いわけではありませんが…)。

バックで流れるストリングスとギターの音が幻想的です。

こういう曲は雨の日に読書でもしながらbgmとして聴きたくなります。

XTCについてはこちらもご参考下さい。


こういう曲は雨の日に読書でもしながらbgmとして聴きたくなります。

そんな訳で、今回はボサノバ×ニューウェイブバンドのご紹介でした!

今更アーティスト紹介 #6 The Stone Roses

21世期にに生きる僕が20世期から活躍するアーティストを紹介する今更アーティスト紹介。第6回目はThe Stone Rosesです。

The Stone Rosesとは?

マンチェスター出身のロック・バンド。1983年にイアン・ブラウンジョン・スクワイアによって結成。メンバーチェンジを経て、89年に『ザ・ストーン・ローゼズ』でアルバム・デビュー。60年代風のポップなメロディとハウスのノリをミックスしたサウンドがうけて、欧州や日本で高い人気を獲得。ハッピー・マンデーズなどと“マッドチェスター・ムーヴメント”を牽引する世界的バンドとして活躍。その後、スキャンダルなどもあって長い沈黙に入るも、94年に『セカンド・カミング』を発表し再び脚光を浴びる。96年に解散。2011年に再結成。翌年にフジロック、2013年にサマソニで来日し、健在をアピールした。

※下記サイト様より引用

The Stone Rosesはこれまでに2枚しかアルバムをリリースしていないバンドです。こう書くと、一発屋?みたいに思えるかもしれませんが、個人的には寡作なバンドだと思っています。何というか、アルバム一つ一つの完成度が非常に高いのでこれ以上のものが無いというか。多分、同じ路線でアルバムを作り続けてもこれ以上のものは作れないんじゃないかなといった感じです。

実際アルバム数が少ないながらも、The Stone Rosesのフォロワーは多く、後のBrit Popムーブメントへ多大な影響を与えております。

そんな感じで、たった2枚しかアルバムを残していないバンドなのですが、一部からカルト的な人気を集めているバンドでもあるのです(お前が紹介してるのそんなのばっかりじゃねーか!ってツッコミがありそうですが…)。

The Ston Roses 〜フワフワ、キラキラ〜

The Stone Roses (20th Anniversary Legacy Edition)

The Stone Roses (20th Anniversary Legacy Edition)

  • 発売日: 2009/08/10
  • メディア: MP3 ダウンロード
僕がこのアルバムを初めて聴いた時、すごく衝撃を受けました。とてもポップで煌びやかな世界観。雲の上を漂っているようなフワフワ、キラキラとした雰囲気の漂うアルバムです。

これを初めて聴いた当時、色々なことでメンタルをやられており、このアルバムの
世界観に心を救われたのを今でも覚えています。


『I Wanna Be Adored』

The Stone Rosesの名曲中の名曲である、1曲目です。ゆったりとしたテンポの中、下記の歌詞がひたすら歌われ続けます。

I don’t have to sell my soul
僕は魂を売る必要なんてない
He’s already in me
彼は既に僕の中にいる
I don’t need to sell my soul
僕は魂を売る必要なんてない
He’s already in me
彼は既に僕の中にいる

I wanna be adored
僕は崇められたいんだ
I wanna be adored
僕は崇められたいんだ

この"彼"というのが誰を指しているのかについては諸説ありますが、中でも"神"を指しているという意見が多いです。

先ほど一部でカルト的な人気を誇ると書きましたが、まさしくそれを裏付けるようなパワーを持つ、本作のオープニング曲であります。


『Elephant Stone』

不思議なドラムの逆再生から始まる、3曲目。こちらは20周年記念のリマスター版になります。

この曲は、まさにThe Stone Rosesの魅力がたくさん詰まっていると考えています。ボーカルのIanの甘ったるい歌声。リズミカルなドラム。そしてフワフワ、キラキラとした世界観を作り出すギターとベースの旋律がたまりません。

多分、こんなサウンドを作り出せるのはThe Stone Rosesしかないでしょう。


『Waterfall』

4曲目。まさにタイトル通りの透き通った水が流れていくようなキラキラしたイメージの曲で、歌詞の内容も非常に幻想的です。

Now you’re at the wheel
今、君はハンドルを握っている
Tell me how, how does it feel?
僕にいってくれないか?どんな気分だって
So good to have equalised
みんな等しくなることがいいからさ
To lift up the lids of your eyes
眼を開くんだ

As the miles they disappear
1マイルほど消えてから
See land begin to clear
地上が綺麗になるのが見え始める
Free from the filth and the scum
汚いものやカスみたいなものから自由になって
This American satellite's won
このアメリカの衛星が勝ったんだ

She’ll carry on through it all
彼女は全てをやっている
She’s a waterfall
彼女は滝だから
She’ll carry on through it all
彼女は全てをやっている
She’s a waterfall
彼女は滝だから

多分、歌詞に意味があるというよりかは"韻"を踏むための歌詞なのかなと勝手に想像しております。


『Am the Resurrection』

12曲目。物々しいタイトルですが、後半のインストが凄いです。というかドラマーのReniのプレイがヤバすぎます笑。打ち込みでやってんのかと思うのですが、これ全部人力なんだぜ?

あんまりこの言葉を使いたくないのですが、グルーヴ感をめちゃくちゃ感じます。この曲を聴くだけでも、The Stone Rosesが唯一無二の存在であると伺えます。

Second Coming 〜ハードなロックへ〜

Second Coming

Second Coming

  • アーティスト:Stone Roses
  • 発売日: 1998/11/17
  • メディア: CD

第1作目から5年もの沈黙を破り、リリースされた第2作目。本作は第1作目とは打って変わって、ゴリゴリのハード路線へと変わっております。


『Driving South』

2曲目。この曲はまさに、そうしたゴリゴリなサウンドです。僕は後追いで聴いているので、「こういうサウンドもあるんだ〜」という風な感じで聴いているのですが、リアルタイムで聴いていたら多分衝撃を受けたかもしれません。

だって、前作であんなキラキラした世界観を奏でていたのにいきなりこんなゴリゴリなサウンドですもん。


実際色々なレビューを見てみると賛否両論で、やっぱり前作の延長線が聴きたかったといったの声も出ています。それくらい、このアルバムは問題作でもあるのですよね。


『Ten Story Love Song』

3曲目。そういえば、本作ではギタリストであるJohnのサウンドがより強調されております。実際、本作はJohnを主体として制作されており、Led Zeppelinを連想させるようなサウンドが奏でられております。

そんな中でも、僕が本作で一番好きなのがこの『Ten Story Love Song』です。ゆったりとしたテンポの裏で奏でられるJohnの美しいギターサウンドが痺れます。特に、冒頭部分と途中のギターソロですね。これがいい。

最近のバンドミュージックはギターソロのあるものが少なくなってきましたが、やっぱりソロパートのある曲はいいですね。


『Begging You』


7曲目。Reniのドラムが暴れまくる一曲です。ていうかこのドラマーやばすぎだろ笑。一体どうやって叩いているのかとても不思議です。

このドラムのリズミカルなサウンドが非常に心地よいのですが、最早バンドミュージックなのか?といった感想が出てきます。

丁度この頃から、バンドミュージックが"聴く"ものから"観客も一緒にノる"ものに変化していった背景を考えると、この曲はまさにそんな時代を象徴する一曲なのかもしれません。


そんな訳で、今回はThe Stone Rosesについて語ってみました。The Stone Rosesはアルバムに収録されていない曲も結構あるのですが、それはまた別の機会にご紹介したいと思います。

か、勝手にピアノが…

こんばんは。

今日はYoutubeでまた面白そうな動画を見つけました。

サーカスギャロップという曲で、なんでも自動演奏のための曲らしいです。

ですが、どう見てもホラーです。

到底人が弾けなさそうなスピードで鍵盤が動いてるし、そもそも人がいないのに鍵盤がわちゃわちゃと動いてるしで怖い動画です。

色々と調べてみると、そもそもこの曲は人が弾くことを想定してなかったみたいです。 

サーカス・ギャロップは、1991年から1994年にかけて作曲された。「自動演奏ピアノのための」という曲名が表す通り、人間の手による演奏は不可能で、2オクターブにわたる和音や11声部の同時進行などが見られる。MDG(Musikproduktion Dabringhaus & Grimm)で録音が行われた際、アムランは「この作品はあらゆる意味できわめて誇大(excessive)なものであり、その一つの結果として、この作品には圧縮空気で動作するピアノ1台では処理しきれないほどの音があり、したがって2台用にする必要があった」と述べている[1]。

Wikipediaより引用
サーカス・ギャロップ - Wikipedia

すみません、よくわかりません。現代音楽は難しいです。

今日はこんな感じの小ネタでした。